明確な必要性 及び適時性

明確に「今」自分に「必要」だと感じなければ真剣に勉強することは難しく、効果も非常に上がりにくいことが挙げられます。また、モチベーションも続きません。

逆に言えば、「なぜ英語を身に付けたいのか」を明確にし、その目的達成のためには、一定期間はどんなに忙しくとも毎日自学自習する。このようなコミットができれば、時間とお金を無駄にすることなく、今度こそ、成果を上げることができるでしょう。

「英会話」の偏重

「英会話」は、英語を構成する4要素の一つに過ぎないのですが、日本人は殊更に重要視しています。これは、「英会話」さえできれば仕事が成りたつと言う、誤った認識が流布しているからです。

日本語に置き換えてみましょう。会話だけ堪能で、仕事として成立しているでしょうか。 答えはNoです。メールや指示書、契約書等、文章の読み書きができなければ仕事になりません。当然英語においても同様です。学習の基礎となる文法を学び、理解することが英語を身につけるうえで最も重要です。

正しい学習方法

英語4要素のうち、最も応用度が高く、習熟に時間が必要な「英会話」から学習に入る人が圧倒的多数です。
自分の英語力がどのレベルにあるのかを正確に把握できていないため、高難易度の学習に挑んでしまい、結果として学習意欲を失ってしまう負のスパイラルが発生します。
どんなトレーニングにも言えることですが、基礎を固めることが非常に重要で、段階を踏んで応用力を身につけることで目標へと到達できるのです。
英語においては、基礎である文法を学びつつ、読み、書き、会話を自分のレベルに合わせてバランス良く学び、訓練していくことが最適解と言えるでしょう。

自学自習の重要性

語学を習得するには、習うだけでなく学ぶことが要求されます。

日本語を例にしてみましょう。
基本的な文法や漢字、単語は学校で習うことができます。ですが、それだけで仕事で通用するような日本語を習得できません。日々の読書や漢字書き取りの繰り返しという、自学自習の積み重ねが習熟という結果に結びつくのです。
当然ですが、英語においても同様のことが言えます。
会話はもちろんですが、読みも書きも、日々の読書や作文の積み重ねが無いと身に付いていかないのです